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GL1高血圧治療ガイドライン2019
GL2高血圧診療ガイド2020
治療のポイント
・降圧療法の基本は生活習慣の修正である.
・診察室血圧と家庭血圧のレベルで高血圧の診断を行うが,家庭血圧による診断を優先する.
・降圧目標は,年齢と病態に応じて130/80mmHg未満と140/90mmHg未満の2つの目標に分けている.
・高リスクの高血圧(140/90mmHg以上)では,生活習慣の修正と同時に降圧薬治療を開始する.
・治療抵抗性高血圧(利尿薬を含む3剤使用で降圧目標未達成)は,専門医へのコンサルトを考える.
◆病態と診断
A病態
・本態性高血圧とは診察室血圧140/90mmHg(家庭血圧135/85mmHg)以上の血圧を示し,二次性高血圧〔腎実質性,内分泌性(原発性アルドステロン症,クッシング症候群,褐色細胞腫など)〕が否定された高血圧を指す.
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