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GL高血圧治療ガイドライン2019
治療のポイント
・原則として降圧薬治療の対象とはならない.
◆病態と診断
・未治療高血圧患者において,診察室血圧が140/90mmHg以上の高血圧域であるが,診察室外血圧は非高血圧〔24時間平均自由行動下血圧測定(ABPM:ambulatory blood pressure monitoring)で130/80mmHg未満,家庭血圧測定(HBP:home blood pressure)で135/85mmHg未満〕を示す.
・診察室で高血圧と診断される15~30%で,高齢者に多い.
・非高血圧と比較して,高血圧への進展や長期的な脳心血管病発症の高リスクである.
・緊張・不安などの精神的ストレスなど一過性の交感神経過緊張が血圧上昇を引き起こす.
・動脈コンプライアンス低下(加齢など)や潜在的交感神経活性亢進状態(運動不足,肥満,不眠,睡眠時無呼吸症候群など)な