頻度 よくみる
GL12020年改訂版 不整脈薬物治療ガイドライン
GL2不整脈非薬物治療ガイドライン(2018年改訂版)
治療のポイント
・急性期の心房粗動では,症状の重さ,脈拍数,血行動態,心不全の有無を評価し,必要に応じて専門医にコンサルトする.
・血行動態が不安定な場合や心不全を合併している場合は,経静脈下麻酔での電気的除細動を考慮する.ただし,心房内血栓の存在が疑われる場合は除外が必要.
・薬剤治療の方針としては,抗不整脈薬(静注・頓用)により不整脈の停止や再発予防を目指すリズムコントロールと,房室伝導を抑制し脈拍数を安定させるためにβ遮断薬やCa拮抗薬を投与するレートコントロールがある.
・血栓塞栓症のリスクを心房細動と同等に有するため,抗凝固療法の適応がある.
・カテーテルアブレーションは根治的治療として高い効果が期待される.特に通常型心房粗動では効果が高い.
◆病態と診断
A病態
・心房内の不整
関連リンク
- 治療薬マニュアル2025/ランジオロール塩酸塩《オノアクト》
- 治療薬マニュアル2025/ピルシカイニド塩酸塩水和物《サンリズム》
- 治療薬マニュアル2025/生理食塩液《生理食塩液》
- 治療薬マニュアル2025/フレカイニド酢酸塩《タンボコール》
- 治療薬マニュアル2025/ベラパミル塩酸塩《ワソラン》
- 治療薬マニュアル2025/エドキサバントシル酸塩水和物《リクシアナ》
- 治療薬マニュアル2025/ビソプロロールフマル酸塩《メインテート》
- 今日の治療指針2025年版/心臓再同期療法
- 今日の治療指針2025年版/上室頻拍
- 今日の治療指針2025年版/心室頻拍・心室細動
- 今日の治療指針2025年版/房室ブロック
- 臨床検査データブック 2025-2026/心房細動(AFあるいはAf)
- 今日の救急治療指針 第2版/不整脈
- 新臨床内科学 第10版/2 心房細動