診療支援
治療

J波症候群(ブルガダ症候群,早期再分極症候群)
J wave syndrome〔Brugada syndrome,early repolarization syndrome(ERS)〕
清水 渉
(日本医科大学教授・循環器内科学)

頻度 ときどきみる

GL1遺伝性不整脈の診療に関するガイドライン(2017年改訂版)

GL2不整脈非薬物治療ガイドライン(2018年改訂版)

GL32020年改訂版 不整脈薬物治療ガイドライン

GL42022年改訂版 不整脈の診断とリスク評価に関するガイドライン

GL52024年JCS/JHRS ガイドライン フォーカスアップデート版 不整脈治療

治療のポイント

・ブルガダ症候群,早期再分極症候群(ERS)のいずれも臨床診断は心電図診断であり,特徴的な心電図異常(ST上昇,J波)を認める.

・心室細動(VF)・心停止既往例では植込み型除細動器(ICD:implantable cardioverter defibrillator)のクラスⅠ適応である.

・ブルガダ症候群でVF既往のない患者の治療は日本循環器学会のガイドラインに準ずる.

・VF急性期,特にelectrical storm時にはイソプロテレノールの

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら

トライアル申込ボタンを押すとトライアル申込ページに遷移します

トライアルの申し込みが完了しましたら,ライセンス情報更新ボタンを押してください