診療支援
治療

洞不全症候群
sick sinus syndrome(SSS)
山根禎一
(東京慈恵会医科大学教授・循環器内科)

頻度 ときどきみる

GL1不整脈非薬物治療ガイドライン(2018年改訂版)

GL22020年改訂版 不整脈薬物治療ガイドライン

GL32021年 JCS/JHRS ガイドライン フォーカスアップデート版 不整脈非薬物治療

GL42024年JCS/JHRS ガイドライン フォーカスアップデート版 不整脈治療

治療のポイント

・症状のない生理的徐脈(特にアスリートなど)には治療の必要はない.

・洞不全症候群をきたす可逆的な原因(薬剤,高K血症など)を除外する必要がある.

・非可逆的原因で症候性の洞徐脈を生じている場合は,恒久的ペースメーカ植込みの適応である.

・徐脈頻脈型洞不全症候群の場合には,カテーテルアブレーションも選択肢となる.

◆病態と診断

A病態

・洞機能不全は,自律神経や薬剤の関与による一過性(可逆的・生理的)の原因,あるいは変性や器質的心疾患に伴って起こる慢性の原因があり,洞結節自動能の低下や洞房間伝導

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