診療支援
治療

慢性心不全
chronic heart failure
坂田泰史
(大阪大学大学院教授・循環器内科学)

頻度 よくみる

GL1急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)

GL22021年 JCS/JHFS ガイドライン フォーカスアップデート版 急性・慢性心不全診療

ニュートピックス

・STEP-HFpEF試験において,BMI 30kg/m2,左室駆出率45%を超え,NYHA class Ⅱ~Ⅳ,NT-proBNP高値のHFpEF患者に対してGLP-1受容体作動薬セマグルチドを投与すると,プラセボと比較して症状・身体的制限を軽減し,6分間歩行距離を延長することが示された.

治療のポイント

・心不全は早期介入が望ましいため,診断されたらできるだけ早期に治療導入し,専門医と連携する.

・HFrEFは予後改善のための標準治療が確立されており,できるだけ治療薬を目的投与量まで増量する.

・心不全は心臓ポンプ機能異常を起源とするため,その機能異常そのものへの介入も重要である.

・患者教育は医師のみならず,メデ

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら

トライアル申込ボタンを押すとトライアル申込ページに遷移します

トライアルの申し込みが完了しましたら,ライセンス情報更新ボタンを押してください