診療支援
治療

心アミロイドーシス
cardiac amyloidosis
永井利幸
(北海道大学大学院准教授・循環病態内科学)

頻度 ときどきみる

GL12020年版 心アミロイドーシス診療ガイドライン

GL2急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)

ニュートピックス

・野生型トランスサイレチン型(ATTRwt)および遺伝性トランスサイレチン型(ATTRv)アミロイドーシスの心病変に対するタファミジスに関して,従来の20mgカプセルに加えて,61mgカプセルの使用が可能となった.

・ATTRvアミロイドーシスに対して,siRNA核酸医薬パチシランに加え,ブトリシランナトリウムが認可されている.

治療のポイント

・心アミロイドーシスは肥大心を呈する2次性心筋症に分類される.生命予後の改善が得られる薬剤が存在するため,早期の診断・治療が重要である.

・病型により治療が異なるため,正確な病理組織診断が重要である.

◆病態と診断

A病態

・折りたたみに異常がある蛋白質(アミロイド)がアミロイド線維を形成して分解抵抗性を示し,通常の代

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