頻度 あまりみない
治療のポイント
・急性心膜炎には非ステロイド性消炎鎮痛薬を使用し,通常は10日~2週間で症状の改善が期待される.コルヒチンにより再発のリスクが減ることが示されている.
・収縮性心膜炎では早期に心膜剥離術を行う.軽症の場合,また手術リスクが高く内科的治療を選択せざるをえない場合,利尿薬投与と塩分制限を行う.
Ⅰ.急性心膜炎
◆病態と診断
A病態
・原因はウイルス性と考えられる特発性が多く(80~90%),その他の感染性では結核性,細菌性などがある.非感染性では悪性腫瘍の心膜転移,自己免疫性などがある.
・ウイルス性の急性心膜炎では15%に心筋炎を合併する.
B診断
・急性心膜炎の主訴は90%以上が胸痛であり,その性状は深吸気に伴う鋭い痛みで,横になることで痛みが増強する.
・心膜摩擦音を約30%の症例で聴取する.心電図所見が重要であり,aVR,V1 を除く広範なST上昇が認められ,PRセグメン
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