診療支援
治療

急性大動脈解離
acute aortic dissection(AAD)
志水秀行
(慶應義塾大学教授・心臓血管外科)

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GL2020年改訂版 大動脈瘤・大動脈解離診療ガイドライン

ニュートピックス

・下行大動脈以下の大動脈リモデリング(偽腔の血栓化・縮小)による長期生存率の向上・大動脈イベントの回避を目的として,以前より積極的に外科的治療介入が行われるようになった.

・急性A型解離の手術では,frozen elephant trunk法(低体温循環停止下に末梢大動脈内にステントグラフトを留置する術式)を併用した弓部置換が多く行われるようになった.

・B型解離では,将来的に偽腔拡大が予想される症例に対し,比較的早期(急性期~発症後1年以内)に胸部ステントグラフト治療(TEVAR:thoracic endovascular aortic repair)でエントリー閉鎖を行うpreemptive TEVARが広まりつつある.

治療のポイント

・突然の胸背部痛,意識消失などで発症することが多い.

・救命には早期

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