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治療のポイント
・不安を伴っている場合は,ベンゾジアゼピン系抗不安薬が有用である.
・SSRIが有効なこともある.
・洞性頻脈には勧められないが,特定の要因で動悸症状が出現する場合は短時間作用型のβ遮断薬の頓服が有用である.
・運動が効果的な例もある.
・症状が強い例や持続する例は精神科医にコンサルトする.
◆病態と診断
A病態
・心臓神経症は,器質的あるいは機能的な心臓の異常が認められないが,胸痛,息苦しさ,動悸などの心疾患に起因するような症状を訴えるものをいう.パニック症や強い不安を伴うことが多く,うつ症状を伴う場合もある.
・その病態は不明である.正常な身体感覚を過剰に意識したり,症状は身体疾患によるものだと解釈する認知バイアスが関係している可能性がある.また,自律神経系,特に交感神経活性の亢進が関与している場合もある.
・近年,身体症状と遺伝的変異の関連性や脳扁桃体の異常を示唆する報告も
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