頻度 よくみる
GL12020年改訂版 不整脈薬物治療ガイドライン
GL22020年 JCSガイドライン フォーカスアップデート版 冠動脈疾患患者における抗血栓療法
ニュートピックス
・いまだ承認されていないが,近年,新しい抗凝固薬の候補として,接触系因子の1つである第Ⅺ因子(FⅪ)および活性化第Ⅺ因子(FⅪa)の阻害薬が注目されている.
治療のポイント
・高齢者心房細動患者では血栓リスクとともに出血リスクも上昇するため,減量用量を考慮するケースが多い.
・高齢虚血性心疾患における抗血栓療法では,経時的に抗血栓薬を減薬するタイミングや薬剤選択が重要である.
・高齢者では,抗血栓薬内服のアドヒアランスの低下や,合併疾患に対する服薬数の増加から引き起こされるポリファーマシーを考慮する必要がある.
・小出血であれば抗血栓薬は継続し経過観察とするが,大出血の場合は循環動態を安定化させ,適切に止血処置し,中和剤の投与
関連リンク
- 治療薬マニュアル2025/エドキサバントシル酸塩水和物《リクシアナ》
- 治療薬マニュアル2025/アピキサバン《エリキュース》
- 治療薬マニュアル2025/アスピリン《バイアスピリン》
- 治療薬マニュアル2025/プラスグレル塩酸塩《エフィエント》
- 治療薬マニュアル2025/クロピドグレル硫酸塩《プラビックス》
- 治療薬マニュアル2025/リバーロキサバン《イグザレルト》
- 今日の治療指針2025年版/同種薬の特徴と使い分け─抗血栓薬(経口抗凝固薬,抗血小板薬)
- 今日の治療指針2025年版/抗凝固・抗血小板療法
- 今日の治療指針2025年版/安定狭心症
- 今日の治療指針2025年版/急性心筋梗塞
- 標準的医療説明/非弁膜症性心房細動に対する抗凝固療法(DOAC治療)
- 今日の小児治療指針 第17版/川崎病性心血管障害