診療支援
治療

食道静脈瘤の内視鏡治療
endoscopic treatment for esophageal varices
前北隆雄
(和歌山県立医科大学准教授・内科学第2講座)

GL肝硬変診療ガイドライン2020 改訂第3版

治療のポイント

・食道静脈瘤の内視鏡的治療には内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL:endoscopic variceal ligation),内視鏡的硬化療法(EIS:endoscopic injection sclerotherapy)がある.

・出血例ではEVLで1次止血が試みられる.

・待機・予防例では,EVLあるいはEISを行う.

・EVL単独では治療後の短期での再発に注意が必要である.

・EISでは5%エタノラミンオレイト(EO:ethanolamine oleate,オルダミン)の血管内注入法での治療後に1%ポリドカノール(AS:aethoxysklerol,エトキシスクレロール)の血管外への注入を追加することで,再発率が低下する.

・EVLやEIS後に,アルゴンプラズマ凝固法(APC:argon plasma coagulation)で地固め療法を

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら

トライアル申込ボタンを押すとトライアル申込ページに遷移します

トライアルの申し込みが完了しましたら,ライセンス情報更新ボタンを押してください