今日の診療
治療

バレット食道,食道裂孔ヘルニア
Barrett's esophagus,hiatus hernia
小池智幸
(東北大学病院准教授・消化器内科)

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GL1胃食道逆流症(GERD)診療ガイドライン2021(改訂第3版)

GL2食道癌取扱い規約 第12版(2022)

GL3食道癌診療ガイドライン 2022年版 第5版

ニュートピックス

・従来,全周性に3cm以上のバレット粘膜を認める場合,long segment Barrett's esophagus(LSBE)と定義されていたが,2022年9月改訂の「食道癌取扱い規約 第12版」から,一部でも3cm以上のバレット粘膜を認める場合にLSBEとすると変更された.

治療のポイント

・欧米においてはバレット食道からの腺癌発生のリスクが高いことから,バレット食道に対してアブレーションなどの内視鏡治療を行うことが多いが,わが国ではバレット食道自体を治療することはほとんどない.ただし,最大長が3cm以上のLSBEは発癌リスクが高く(発癌頻度年率1.2%と推定),内視鏡による経過観察が必要とされてい

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