診療支援
治療

潰瘍性大腸炎
ulcerative colitis
土屋輝一郎
(筑波大学教授・消化器内科)

頻度 ときどきみる

GL1炎症性腸疾患(IBD)診療ガイドライン2020(改訂第2版)

GL2潰瘍性大腸炎・クローン病 診断基準・治療指針 令和5年度 改訂版(2024)

ニュートピックス

・2023年,潰瘍性大腸炎治療薬としてミリキズマブ,ブデソニド腸溶性徐放錠が発売され治療の選択肢が増えた.

治療のポイント

・罹患範囲による病型(全大腸炎型・左側大腸炎型・直腸炎型)と重症度(軽症・中等症・重症)により治療法を選択する.

・病期は活動期と寛解期に分類され,活動期には寛解導入療法,寛解期には寛解維持療法を行う.

・慢性の疾患であり再燃を繰り返すことから,長期的に治療を継続する.

・「Treat to Target」という,治療目標を設定しその目標が達成できない場合は治療強化を行う方法が提唱されている.

・劇症型では急速に悪化し生命予後に影響するため,迅速な強力治療や手術適応の考慮が必要である.

◆病態と診断

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