診療支援
治療

大腸ポリープ
colorectal polyp
岡 志郎
(広島大学大学院教授・消化器内科学)

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GL1大腸ポリープ診療ガイドライン2020 改訂第2版

GL2大腸内視鏡スクリーニングとサーベイランスガイドライン(2020)

GL3大腸cold polypectomyガイドライン(大腸ESD/EMRガイドライン追補)(2021)

治療のポイント

・大腸癌の前駆病変である腺腫性ポリープを内視鏡切除することで,大腸癌の罹患率を76~90%抑制し,死亡率を半減させる.

・内視鏡切除の適応と切除手技は,大腸ポリープの大きさと肉眼型,予想される病理組織所見を考慮して決定する.

・径5mm以下の微小腺腫は内視鏡的切除を行わず経過観察も容認される.ただし癌が疑われる病変は径5mm以下でも内視鏡切除が必要である.

◆病態と診断

A病態

大腸ポリープとは,周囲の大腸粘膜よりも内腔側に突出した病変の総称であり,上皮性病変と非上皮性病変に大別される.上皮性病変には腺腫と癌,非上皮性病変には過形成性ポリープ,炎

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