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GL1鼠径部ヘルニア診療ガイドライン2015
GL22023年版 技術認定取得者のための内視鏡外科診療ガイドライン
治療のポイント
・鼠径部および腹壁のヘルニアに自然治癒は見込めない.脱出臓器が嵌頓・絞扼して虚血壊死に陥るリスクがあり,手術的加療の履行が原則.
・非還納性ヘルニアでも,嵌頓リスクが少ない無症状例では一定期間の経過観察も採択可能.症状,全身状態,併存疾患などを鑑み手術の適否や時期を判断する.
・腹腔内臓器が嵌頓,絞扼した場合は緊急手術を余儀なくされる.特に高齢者においては臓器虚血に陥っても症状が乏しい場合があり注意を要する.
Ⅰ.鼠径ヘルニア,大腿ヘルニア
◆病態と診断
A病態
・鼠径部筋膜の欠損部や裂隙から腹腔内臓器が脱出した状態をいう.脱出部位に応じて分類され,外鼠径ヘルニアは内鼠径輪から鼠径管を通って外鼠径輪に,内鼠径ヘルニアはHesselbach三角から鼠径管に隣接して外
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