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GLC型肝炎治療ガイドライン(第8.2版)(2023)
治療のポイント
・インターフェロンを使用しない直接ウイルス蛋白をターゲットとしたdirect-acting antivirals(DAAs)の登場により,高い治療効果で安全に治療を行うことが可能となった.
・治療法・治療期間の決定には,腎機能,肝予備能,DAAs治療歴,HCVゲノタイプなどを考慮する.
・生命予後が期待されるC型肝炎陽性症例においては,DAAs治療の適応が検討されるべきである.
・DAAsによりHCV排除後も,定期的なフォローが必要である.
◆病態と診断
A病態
・汚染された血液などからHCVの持続感染が起こり,慢性化することにより肝臓に慢性炎症が惹起され,肝機能障害,肝線維化が進行していく病態である.最終的に,肝硬変まで進展し,肝細胞癌の発生するリスクが高くなる.
B診断
・血液中のHCV-RNAが陽性であることで診断され
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