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GL1肝硬変診療ガイドライン2020 改訂第3版
GL2門脈圧亢進症の診療ガイド2022
GL3門脈圧亢進症取扱い規約 第4版(2022)
治療のポイント
・近年本邦では肝硬変の合併症に対する治療としてさまざまな薬剤が使用可能となっている.
・非代償性肝硬変の患者においても,腹水や肝性脳症,食道胃静脈瘤などの各種合併症も含めたトータルマネジメントを行うことによって,自覚症状やQOLの改善が得られることが重要である.
◆病態と診断
A病態
・肝硬変の症候・身体所見としては黄疸,クモ状血管腫,手掌紅斑,ばち指,浮腫や胸腹水貯留,皮膚瘙痒感,こむら返り,肝左葉の腫大,脾腫,腹壁静脈怒張,羽ばたき振戦などがある.黄疸,腹水,浮腫,出血傾向など肝不全に起因する症状が出現する状態は非代償性肝硬変に分類され,無症候性の場合には代償性肝硬変とする.
・肝硬変では低アルブミン血症や血液凝固能の低下,耐糖能異
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