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GLエビデンスに基づくIPMN国際診療ガイドライン[日本語版](2024年版)
ニュートピックス
・国際診療ガイドラインはこれまでコンセンサスガイドラインであったが,2024年版ではシステマティックレビューをもとにエビデンスに基づくガイドラインとしてまとめられた.
治療のポイント
・画像診断が中心となるため,診断精度が必ずしも高くはない.
・膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN:intraductal papillary mucinous neoplasm)や粘液性嚢胞腫瘍(MCN:mucinous cystic neoplasm)などの粘液性腫瘍は,癌化の可能性があるため経過観察ないし手術を行う.
・漿液性嚢胞腫瘍(SCN:serous cystic neoplasm),仮性嚢胞,類表皮嚢胞などの非粘液性嚢胞病変は悪性化の可能性が低く,症状を伴う場合や粘液性腫瘍との鑑別が困難な場合に治療対象