今日の診療
治療

急性腎炎症候群(感染に伴う腎炎含む)
acute nephritic syndrome(including infection-related glomerulonephritis)
尾田高志
(東京医科大学八王子医療センター教授・腎臓内科)

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治療のポイント

・急性腎炎症候群をきたす疾患はさまざまあり,まず原疾患を鑑別する().

・原疾患の代表は感染症を契機に発症する糸球体腎炎,広義の感染関連糸球体腎炎(IRGN:infection-related glomerulonephritis)であり,本項ではIRGN(広義)に絞って記載する.

・IRGNでは感染が終息している(感染後)か,継続中である〔IRGN(狭義)〕かの区別を行い,感染が継続中の場合,感染の制御を最優先する.

・感染制御後の腎症に対する治療は対症的に行う.

◆病態と診断

A病態

・急性腎炎症候群とは,急性に発症する血尿・蛋白尿,高血圧,糸球体ろ過量の低下,Naおよび水の貯留をきたす症候群である.

・急性腎炎症候群をきたす疾患は種々あるが,代表は感染症を契機に発症する糸球体腎炎,いわゆるIRGN(広義)である().

・IRGN(広義)には感染が終息後の感染後腎炎

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