診療支援
治療

IgA腎症,IgA血管炎(紫斑病性腎炎)
IgA nephropathy and IgA vasculitis(purpura nephritis)
鈴木祐介
(順天堂大学大学院教授・腎臓内科学)

頻度 ときどきみる

GL1エビデンスに基づくIgA腎症診療ガイドライン2020

GL2エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2023

ニュートピックス

・糖尿病治療薬のSGLT2阻害薬が,CKDに対して新たに適応承認された.DAPA-CKD試験に登録されたIgA腎症患者のサブ解析において主要複合エンドポイント(eGFR 50%以下の低下,末期腎不全,心血管イベント死亡,腎死),複合腎エンドポイント(eGFR 50%以下の低下,末期腎不全,腎死)で有意な効果を認めた.またEMPA-KIDNEY試験でも同様な結果が得られ,今後レニン・アンジオテンシン(RA)系阻害薬と同様にIgA腎症の基本治療となる可能性がある.

治療のポイント

・尿蛋白の程度,組織的重症度などに応じて治療法は検討される.

・IgA腎症の,血尿単独例では経過観察,軽症例にはRA系阻害薬の投与が第1選択として検討される.中等度~重症例にはス

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