今日の診療
治療

薬剤性腎障害
drug-induced kidney injury
横井秀基
(熊本大学大学院教授・腎臓内科学)

頻度 よくみる

GL1薬剤性腎障害診療ガイドライン2016

GL2がん薬物療法時の腎障害診療ガイドライン2022

GL3腎障害患者におけるヨード造影剤使用に関するガイドライン2018

治療のポイント

・重症度を考慮し,薬剤中止のみで経過を診るか,ステロイドなどの治療を行うかを適切に選択する.

・がん薬物療法の場合,必要時には再投与する例があり,適切なインフォームド・コンセントを行うとともに慎重なフォローが重要である.

◆病態と診断

A病態

・薬剤の投与により,新たに発症した腎障害,あるいは既存の腎障害のさらなる悪化を認める状態である.

・分類として,①急性尿細管壊死を含む中毒性腎障害,②アレルギー機序による急性間質性腎炎,③薬剤による電解質異常・腎血流減少などを介した間接毒性,④薬剤による結晶・結石形成による尿路閉塞性腎障害,に分けられる.

・また腎の障害部位による分類として,①薬剤性糸球体障害,②薬剤性尿細管

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