今日の診療
治療

腎盂腎炎(急性,慢性)
pyelonephritis
藤田尚紀
(弘前大学大学院講師・泌尿器科学)

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GL1JAID/JSC感染症治療ガイド2023

GL2日本版敗血症診療ガイドライン2020(J-SSCG2020)

治療のポイント

・急性腎盂腎炎は,敗血症,急性腎障害を伴うことが多い.

・診断後は,泌尿器科的処置の必要性を判断するため,超音波検査またはCT検査で尿路の評価を行う.

・播種性血管内凝固症候群を合併することがあり,診断時および経時的な評価が必要である.

・尿培養は必須の検査であり,結果をもとにde-escalationする.

◆病態と診断

A病態

・腎盂腎炎は細菌の逆行性感染により起こり,急性単純性と,尿路疾患または全身性基礎疾患を有する患者に発生する複雑性腎盂腎炎に分けられる.

・急性単純性腎盂腎炎は性的活動期の女性に多く,原因微生物の約70%をEscherichia coliが占める.

・複雑性腎盂腎炎の原因尿路疾患には,尿路結石,前立腺肥大症や神経因性膀胱をはじめとする排尿機能

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