頻度 あまりみない
GL1血栓性血小板減少性紫斑病診療ガイド 2023
GL2非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)診療ガイド2023
GL3溶血性尿毒症症候群の診断・治療ガイドライン(2014)
ニュートピックス
・2023年にTTP診療ガイドおよびaHUS診療ガイドが改訂された.
治療のポイント
・血小板減少と溶血性貧血(LDH上昇,破砕赤血球の出現,ハプトグロビン値の著減を伴う)および臓器障害(精神神経障害や急性腎障害など)から,血栓性微小血管症(TMA)を疑い,正しく診断する.
・臨床的にTTPあるいはaHUSと診断した場合,確定診断のための検査結果を待つことなく治療を開始する.治療開始前の検体(血清,血漿)を保存しておく.
・TMAの診断・治療には高度な専門性を要するため,すみやかに専門医へのコンサルトを行う.
◆病態と診断
A病態
・TMAは①微小血管障害性溶血性貧血(血清LDHの上昇を伴う貧血,ハプト