今日の診療
治療

骨髄異形成症候群
myelodysplastic syndromes(MDS)
南谷泰仁
(東京大学医科学研究所附属先端医療研究センター教授・造血病態制御学)

頻度 あまりみない

GL1造血器腫瘍診療ガイドライン 2023年版

GL2骨髄異形成症候群診療の参照ガイド 令和4年度改訂版(2023)

ニュートピックス

・遺伝子異常を取り入れた予後予測システム(IPSS-M:Molecular International Prognostic Scoring System)が提唱された.

・低リスク症例における貧血の改善に,ルスパテルセプトが使用可能となった.

治療のポイント

・骨髄異形成症候群は多彩な病態を含む疾患群であり,適切な治療の選択には正確な病態の把握が必要である.その目的のために可能な限り専門医にコンサルトを行う.

・疾患リスクに加えて,患者の年齢,合併症,社会的状況を総合的に考慮して,患者ごとに治療目標を設定することが必要である.

・化学療法と支持療法の両面から治療の必要性を検討し,疾患の抑制のみならずQOLの維持を図る.

◆病態と診断

A病態

・骨髄異形成症候

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