今日の診療
治療

急性リンパ性白血病
acute lymphoblastic leukemia(ALL)
鬼塚真仁
(東海大学教授・内科学血液腫瘍内科)

頻度 あまりみない

GL1造血器腫瘍診療ガイドライン 2023年版

GL2造血細胞移植ガイドライン 急性リンパ性白血病(成人)第3版(2020)

ニュートピックス

・チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)によりフィラデルフィア染色体(Ph)陽性ALLの治療成績は大幅に改善した.

・25歳以下の再発・難治B細胞性ALLに対してキメラ抗原受容体遺伝子改変T細胞(CAR-T)療法が適応となっている.

・本邦未承認であるが,Ph陽性ALLに対して化学療法を用いない治療法の有効性が示された.

治療のポイント

・発症と同時に長期間に及ぶ化学療法が必須である.

・再発・再燃が多い疾患である.

・MRD(measurable residual disease,測定可能残存病変)の有無が予後に大きく影響する.したがって,初発時の腫瘍を用いた免疫関連遺伝子再構成プライマー作製を行うことが重要である.

・中枢神経系への腫瘍浸潤の頻度が高い

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