頻度 あまりみない
GL血栓性血小板減少性紫斑病診療ガイド 2023
ニュートピックス
・「血栓性血小板減少性紫斑病診療ガイド2023」が作成された.
・2022年12月からカプラシズマブが日本国内でも使用できるようになり,治療法が大きく変化した.
治療のポイント
・急性期に死亡することもあり,TTPを疑った段階で治療を開始することが推奨される.
・後天性TTPの急性期には血漿交換,ステロイド治療,カプラシズマブを用いる.
・後天性TTPは再発が多い疾患である.
・先天性TTPには新鮮凍結血漿(FFP:fresh frozen plasma)の投与で治療する.
◆病態と診断
A病態
・TTPはvon Willebrand因子(VWF)切断酵素であるADAMTS13活性著減によって発症する致死的血栓症である.
・ADAMTS13活性が著減すると,血管内皮細胞から分泌直後の超高分子量VWF重合体(UL-VWFM)が切断
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