頻度 ときどきみる
治療のポイント
・生理食塩液を主体とした積極的な輸液を行い,脱水の補正に努める.
・速効型インスリンの静脈内投与を行う.
・血糖値が250~300mg/dLにまで低下したところでグルコースの入った輸液に変更する.
・電解質,特に血清K値の管理に目を配る.
◆病態と診断
A病態
・糖尿病性ケトアシドーシスは主に1型糖尿病に発症するが,2型糖尿病においても内因性インスリン分泌能が低下している症例で発症することがある.
・インスリンの絶対的欠乏によって生じる.1型糖尿病の新規発症時だけではなく,すでに1型糖尿病と診断されていて,シックデイやインスリン自己注射が実施されなかった場合にも生じる.
・インスリンが欠乏することによってグルコースが細胞内に取り込まれなくなる.その結果,アデノシン三リン酸(ATP)の原料がグルコースから脂肪に切り替わり,脂肪組織の分解が亢進する.
・脂肪組織の分解により,ケト