診療支援
治療

痛風,高尿酸血症
gout,hyperuricemia
島袋充生
(福島県立医科大学教授・糖尿病内分泌代謝内科学)

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GL高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第3版 2022年追補版

ニュートピックス

・無症候性高尿酸血症は,従来知られていた痛風,痛風腎を含む慢性腎臓病,尿路結石,高血圧以外に,脳・心血管病のリスク増大と関係することが明らかになりつつある.

・尿酸降下薬以外で,血清尿酸降下作用を示す薬剤が報告されている(ロサルタン,イルベサルタン,フェノフィブラート,トラニラスト,サクビトリルバルサルタン,SGLT2阻害薬).

治療のポイント

・無症候性高尿酸血症の治療の必要性は,高尿酸血症によるリスク(痛風,痛風腎を含む慢性腎臓病,尿路結石,高血圧,脳・心血管病)と,その治療によるリスク軽減を勘案する.

◆病態と診断

A病態

・高尿酸血症は,腎負荷型(尿酸産生過剰型腎外排泄低下型),尿酸排泄低下型,混合型に大別される.いずれも,原発性と基礎疾患をもつ二次性があり鑑別が必要である.

・頻度の高い二次性の病態

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