診療支援
治療

インスリン自己注射患者のケア
daily care of insulin self-injection
石橋亮一
(君津中央病院・医務局糖尿病・内分泌・代謝内科部長(千葉))

ニュートピックス

・インスリンポンプ療法ではadvanced hybrid closed loop(AHCL)が使用できるようになり,従来の強化インスリン療法などと比較し,より安全に厳密な血糖マネジメントが可能となった.

治療のポイント

・インスリン治療は確実に血糖降下を実現できると同時に,低血糖リスクも高い治療法である.

・インスリン分泌不全,インスリン抵抗性などによりインスリン注射が絶対的あるいは相対的に必要な病態を見逃さない.

・2型糖尿病では経口血糖降下薬と1日1回持効型インスリンの併用で良好な血糖マネジメントも可能である.

・定期的なインスリン自己注射の手技確認や,患者個々の生活背景に配慮した治療方法の見直しなどが必要である.

◆病態と診断

A病態

・インスリン分泌不全やインスリン抵抗性により,インスリンの作用不足が認められる場合にインスリン自己注射の適応となる.

・個々の病態,患者の理解度,生活様

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