今日の診療
治療

尿崩症
diabetes insipidus
椙村益久
(藤田医科大学教授・内分泌・代謝・糖尿病内科学)

頻度 あまりみない

GL間脳下垂体機能障害と先天性腎性尿崩症および関連疾患の診療ガイドライン2023年版

ニュートピックス

・厚生労働科学研究費補助金難治性疾患政策研究事業「間脳下垂体機能障害に関する調査研究」の研究者が中心となり,「間脳下垂体機能障害と先天性腎性尿崩症および関連疾患の診療ガイドライン2023年版」が作成された.

治療のポイント

・中枢性尿崩症の原因疾患が特定できれば,その原因疾患について治療を行う.

・バソプレシン(AVP)のアナログ製剤であるデスモプレシン(DDAVP)を投与することにより尿量を減少させる.DDAVP投与は,低Na血症の予防のため,多尿,口渇,多飲をコントロールできる最小量から用い,血清Na濃度,尿量を測定しながら調整する.

◆病態と診断

A病態

・中枢性尿崩症は,抗利尿ホルモンであるAVPの分泌障害によって,低張性多尿(尿浸透圧300mOsm/kg以下,尿量3L/日以上

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