今日の診療
治療

褐色細胞腫・パラガングリオーマ
pheochromocytoma・paraganglioma
栗原 勲
(防衛医科大学校教授・医学教育研修センター教育改革・計画部門)

頻度 あまりみない

GL褐色細胞腫・パラガングリオーマ 診療ガイドライン 2018

治療のポイント

・外科的治療による腫瘍の摘除が治療の原則である.

・薬物治療としては,α遮断薬を中心とした降圧治療を行う.α遮断薬の使用は,術前の体液量管理としての意義も重要である.

・β遮断薬は,頻脈のコントロールに有効だが,使用時は必ずα遮断薬を併用する.

・近年,カテコールアミン合成を阻害する薬剤メチロシンの使用や,131I-MIBGを用いた放射線内照射療法も保険収載され,難治例に対する治療選択肢は拡がっている.

◆病態と診断

A病態

・クロム親和性細胞に由来し,カテコールアミン産生能を有する腫瘍である.副腎に発生したものを褐色細胞腫(pheochromocytoma),副腎外に発生したものをパラガングリオーマ(PGL:paraganglioma)とよび,合わせてPPGLという呼称が用いられることが多い.

・遺伝学的検査

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