今日の診療
治療

骨軟化症(内科)
osteomalacia
竹内靖博
(虎の門病院・副院長(東京))

頻度 あまりみない

GLくる病・骨軟化症の診断マニュアル(2015)

治療のポイント

・骨病変改善の検査指標としては血清ALP値が簡便で有用である.

◆病態と診断

A病態

・骨軟化症は骨基質の石灰化障害により骨脆弱性を生じる病態である.骨へのCaとPの供給不足により発症する.

・ビタミンD作用不全あるいは慢性低P血症(Fanconi症候群,腫瘍性骨軟化症など)が主な原因である.小児ではくる病(,「くる病」の項参照)とよばれる.

・全身的な骨の石灰化不全のため,骨密度検査では低値を示すが,骨粗鬆症とは全く異なる病態である.

B診断

・成人では下肢を中心とする全身の骨痛と筋力低下が主症状である.高ALP血症低P血症が診断の端緒となることが多い.「くる病・骨軟化症の診断マニュアル」を参考に診断する.

・X線像で恥骨枝や大腿骨などに認められるLooser zone(偽骨折)は,本症に特異的である(魚椎変形などその他

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