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治療

咳喘息とアトピー咳嗽
cough variant asthma and atopic cough
檜澤伸之
(筑波大学教授・呼吸器内科学)

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GL咳嗽・喀痰の診療ガイドライン2019

ニュートピックス

・ATPシグナル伝達を遮断することにより,迷走感覚神経の活性化および咳嗽を抑制する選択的P2X3受容体拮抗薬ゲーファピキサント(リフヌア)錠が,難治性の慢性咳嗽に保険適用となった.

治療のポイント

・咳喘息やアトピー咳嗽として治療を開始する前に,COPD,肺癌,肺結核や間質性肺炎などの疾患を必ず除外する.

・咳喘息とアトピー咳嗽とは,β2 受容体刺激薬への反応性を参考に鑑別する.

・咳喘息をβ2 受容体刺激薬単独では治療しない.

・難治性咳嗽には複数の病態が併存する.好酸球性気道炎症,気道過敏性に加え,鼻・副鼻腔疾患,気管支拡張症,胃食道逆流,睡眠時無呼吸,誤嚥,さらには咳嗽反射の亢進などを確認する.

◆病態と診断

A病態

・咳喘息は喘鳴や気流閉塞を認めないが,基本的な病態は喘息と同じであり,アトピー咳嗽は気道壁表層の咳受容体の感受性が

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