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GL1食物アレルギーの診療の手引き2023
GL2食物アレルギー診療ガイドライン2021
GL3食物アレルギーの栄養食事指導の手引き2022
治療のポイント
・対応の基本は,小児・成人とも「正しい診断に基づく必要最小限の回避」である.
・正しい診断に至るために最も重要なのは詳細な病歴聴取である.
・IgE依存性の即時型アレルギーを疑うかどうかに際し,「症状が出現するまでの時間」,「アナフィラキシーの有無」の確認が特に重要である.
・いくつかの食物抗原・食物関連抗原では,粗抗原に対する特異的なIgE抗体のみでなく,粗抗原中の特定の構成成分(コンポーネント)に対する特異的なIgE抗体を保険診療で測定することができる(表1図).
・IgE依存性の即時型アレルギーが疑われた際には,粗抗原やコンポーネントに対する特異的IgE抗体の産生(感作)を確認することで確定診断を行う.
・感作の確認には,血清中の抗