今日の診療
治療

好酸球性副鼻腔炎・中耳炎
eosinophilic chronic rhinosinusitis(ECRS),eosinophilic otitis media(EOM)
細川 悠
(埼玉医科大学専任講師・耳鼻咽喉科)

頻度 ときどきみる

GL嗅覚障害診療ガイドライン(2017)

ニュートピックス

・保存的加療抵抗性のECRSの術後再発に対して生物学的製剤が用いられる.これまで本邦ではデュピルマブのみが使用可能であったが,2023年にメポリズマブが承認申請された.今後ECRSに対する治療選択肢の増加が期待される.

・2000年代に入り増加するECRSを含んだ鼻副鼻腔炎の新しいガイドラインが日本鼻科学会により作成中である.

治療のポイント

・保存的加療を先行し,抵抗性を示す患者は手術加療の適応となる.

・手術加療は内視鏡下鼻副鼻腔手術が行われる.

・手術後再発症例に対して,生物学的製剤が使用される.

・症状,所見はステロイドに良好な反応を示すが,副作用を考慮し安易な使用は避ける.

・気管支喘息の悪化はECRS,EOMの悪化につながるため,気管支喘息治療は重要.

・嗅覚障害と感音難聴は罹病期間と予後に負の相関があり,早めの専門医受

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