今日の診療
治療

職業性アレルギー
occupational allergy
清水泰生
(獨協医科大学教授・呼吸器・アレルギー内科)

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GL職業性アレルギー疾患診療ガイドライン2016

治療のポイント

・原因抗原の検索に,血液検査でアレルゲンコンポーネントを調べることは有用である.食品関連作業者ではω-5グリアジン(小麦)やGly m 4(大豆),ゴム手袋作業者ではHev b 6.02(ラテックス).

・食物依存性運動誘発アナフィラキシーの患者は,身体活動を伴った作業従事時に発症する場合がある.直接的な原因抗原が職場になくても作業時に発症や増悪するアレルギー疾患は,作業増悪性アレルギーであり,その診断には詳細な問診を行う.

・抗原や刺激物回避.作業環境の整備,防護具,作業部位の密閉化,配置転換も考慮する.

・薬物療法の対象臓器が複数にわたることもある.

・職業性アナフィラキシーでは,原因からの徹底回避を要する.

◆病態と診断

A病態

・職業性アレルギーは,職業に関連した特定の労働環境中に存在するアレルゲンや刺激物質の曝露により

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