診療支援
治療

好酸球性多発血管炎性肉芽腫症〔アレルギー性肉芽腫性血管炎(Churg-Strauss症候群)〕
eosinophilic granulomatosis with polyangiitis(EGPA)[allergic granulomatous angiitis(Churg-Strauss syndrome)]
天野宏一
(埼玉医科大学総合医療センター教授・リウマチ・膠原病内科)

頻度 ときどきみる

GL1ANCA関連血管炎診療ガイドライン2023

GL2血管炎症候群の診療ガイドライン(2017年改訂版)

ニュートピックス

・診断では2022年に米国リウマチ学会(ACR)と欧州リウマチ学会(EULAR)の新分類基準が発表された.

・治療では,EULAR recommendations 2022 updateが発表され,国内でも2023年に「ANCA関連血管炎診療ガイドライン」が改訂され,EGPAに関する記述(「抗リン脂質抗体症候群・好酸球性多発血管炎性肉芽腫症・結節性多発動脈炎・リウマトイド血管炎の治療の手引き 2020」の内容)が追記された.

治療のポイント

・障害臓器を明らかにするため,全身の検索を行う.特に症状がない場合でも,重要臓器障害(心臓,肺,腸管,中枢・末梢神経病変など)の有無を諸検査で検索する.

・重症例かどうかを判断し,非重症例ではステロイド(GC:glucoco

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