頻度 ときどきみる
GL1ペインクリニック治療指針改訂第7版(2023)
GL2厚生労働省研究班による複合性局所疼痛症候群のための判定指標(2008)
治療のポイント
・些細な怪我などをきっかけに,障害と不釣り合いな強い痛みや腫れなどを生じる症候群である.
・難治性の疼痛疾患との認識が広がっており,病名の診断が不安・恐怖を引き起こし,症状の悪化などにもつながる可能性があるため,疑い病名であってもその告知は慎重に行う必要がある.
・治療の根幹は痛みの緩和よりも機能回復であり,早期からリハビリテーションを中心とした集学的・多角的な治療が必要である.
◆病態と診断
A病態
・炎症,神経系の過敏化,自律神経障害などが複合的に引き起こされて,痛みだけでなく多様な体の反応を生じる病態であり,遺伝子素因や心理的な要因も相まって痛みの苦しみや持続に影響する.早期では,神経ペプチドの増加により炎症性メディエーターが放出され,