今日の診療
治療

脳血管障害の合併症(誤嚥性肺炎を中心に)
complications after stroke(post-stroke aspiration pneumonia)
藤本 茂
(自治医科大学教授・内科学講座神経内科学部門)

頻度 よくみる

GL1脳卒中治療ガイドライン2021〔改訂2023〕

GL2JAID/JSC感染症治療ガイド2023

GL3神経障害性疼痛薬物療法ガイドライン 改訂第2版(2016)

GL4てんかん診療ガイドライン2018

GL5てんかん診療ガイドライン2018追補版2022

治療のポイント

・脳卒中患者は誤嚥性肺炎をきたしやすいため,急性期からの理学療法や嚥下評価,呼吸器リハビリテーション,口腔ケアなどによる予防が重要である.

・誤嚥性肺炎は嫌気性菌を含めた口腔内常在菌が原因となり,抗菌薬による治療を行う.

・脳卒中後けいれんに対しては抗てんかん薬を用いる.

・中枢性疼痛に対しては神経障害性疼痛治療薬を用いる.

◆病態と診断

A病態

・脳卒中急性期の感染合併症は30~60%に認められ,尿路感染症呼吸器感染症の頻度が高い.発症は脳卒中発症後1週間以内が多い.

・高齢や重症の脳卒中患者では口腔内の清潔が十分に保たれて

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