今日の診療
治療

視神経脊髄炎スペクトラム障害
neuromyelitis optica spectrum disorders(NMOSD)
中辻裕司
(富山大学教授・脳神経内科)

頻度 あまりみない

GL多発性硬化症・視神経脊髄炎スペクトラム障害診療ガイドライン2023

ニュートピックス

・2023年に抗補体C5抗体薬ラブリズマブが承認され,再発抑制効果のある5剤の生物学的製剤が使用可能となった.

治療のポイント

・NMOSDは重症化することが多いので,早期の急性期治療と再発予防治療の導入が重要である.

・再発予防治療法はNMOSDと多発性硬化症(MS:multiple sclerosis)で異なるので,両者の鑑別は慎重にする.

・急性期治療はNMOSDとMSで同様であるので,抗アクアポリン4(AQP4)抗体の結果が未着でも,上記疾患を強く疑った場合はステロイドパルス療法などの早期開始を考慮する.

◆病態と診断

A病態

・抗AQP4抗体が多くの症例で陽性であり,病態に深く関与する.

・抗AQP4抗体が,アストロサイトに多く発現するアクアポリンと抗原抗体複合体を形成し,これに補体が加わって

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