診療支援
治療

自律神経障害(多系統萎縮症を含む)
autonomic failure(including multiple system atrophy)
石川欽也
(東京科学大学大学院教授・ゲノム健康医療学分野)

頻度 ときどきみる

GL1標準的神経治療:自律神経症候に対する治療(2016)

GL2脊髄小脳変性症・多系統萎縮症診療ガイドライン2018

GL3糖尿病診療ガイドライン2024

ニュートピックス

・多系統萎縮症は海外で新診断基準が公表され,わが国でも本邦の患者の特徴や診療体制を反映した基準改定が準備されている.疾患修飾薬の開発も進められている.

Ⅰ.自律神経障害

治療のポイント

・自律神経失調症は,明らかな身体の病気がないにもかかわらず自律神経のバランスが崩れた状態を指す.一方,自律神経障害は,交感神経系あるいは副交感神経系の器質的な異常がみられる状態である.

・障害される部位やレベルは多彩であり,同一患者でも複数有することも多いため,正確な診断に基づいた治療アプローチが必要である.ただし,症状を満足に軽減できない場合も少なくなく,説明を含めた総合的な対応が重要である.

◆病態と診断

A病態

・症状に基づいた検査

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