頻度 あまりみない
治療のポイント
・リュープロレリン(リュープリンSR注のみ)が唯一の治療薬であり,禁忌事項に該当しなければ投与を検討する.
・リハビリテーションを実施する.
・耐糖能異常,脂質異常症,脂肪肝,肝障害などを合併することがあり治療する.
◆病態と診断
A病態
・球脊髄性筋萎縮症は,X連鎖潜性遺伝する,下位運動ニューロン障害をきたす疾患である.
・下位運動ニューロン障害として線維束性収縮,筋力低下,筋萎縮と球麻痺(構音障害,嚥下障害),呼吸筋麻痺をきたす.女性化乳房,腹部膨隆,耐糖能異常,脂質異常症,脂肪肝,肝障害などを合併することがある.
B診断
・下位運動ニューロン障害と球麻痺があれば疑い,筋電図でその原因が神経原性であることを確認し,遺伝子診断でアンドロゲン受容体遺伝子内にあるCAGリピートの異常伸長(38以上)を確認して確定診断する.
・顔面筋を罹患することが多く,しかめ顔(facial