頻度 ときどきみる
治療のポイント
・「まぶたがピクピクする」ことで落ち着けなくなり,人前でも目立つため,患者の苦痛は想像以上に大きい.
・「疲れ目」ととらえられて,手術治療にたどり着かないこともある.
◆病態と診断
A病態
・頭蓋内の顔面神経が加齢で屈曲した小動脈などに圧迫されて発作的に興奮し,片側の顔面にけいれんを生じる.中高年の女性に多い.
・下眼瞼から始まることが多く,進行すると上眼瞼,口角,頸部などに同期したけいれんを認める.アブミ骨筋も同期してけいれんし,カサカサとした鼓膜騒音を自覚することがある.
・悪化すると眼瞼に強直現象を生じて,健側しか開眼できない「片目状態」になる(図).
B診断
・5秒くらい強く閉眼させる誘発テストでけいれんの出現を確認する.両側の同時発症はきわめて少ない.
・MRIで,顔面神経の脳幹起始部に動脈による圧迫所見を認める.
・眼輪筋やオトガイ筋の筋電図検査で,刺激した筋肉以外