今日の診療
治療

特発性顔面神経麻痺(ベル麻痺)
peripheral facial palsy(Bell's palsy)
和佐野浩一郎
(東海大学准教授・耳鼻咽喉科・頭頸部外科)

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GL顔面神経麻痺診療ガイドライン 2023年版

ニュートピックス

・「顔面神経麻痺診療の手引 2011年版」をアップデートする形で「顔面神経麻痺診療ガイドライン 2023年版」が出版された.

治療のポイント

・重症度および患者の併存症を考慮したうえで,できるだけ早期に薬物治療を開始することが重要である.

・発症から3~4日後は麻痺が進行するため,発症早期に受診した場合,受診時に軽症であっても実際は中等症以上まで進行する可能性がある.

◆病態と診断

A病態

・ほかの神経症状を伴わない単独の顔面神経麻痺である(耳周囲の痛みを伴うことがある).

単純ヘルペスウイルスなどの既感染ウイルスの顔面神経における再活性化が主な原因と考えられている.

・ウイルス感染に伴う炎症・浮腫により,側頭骨内で顔面神経が走行する顔面神経管内の圧が上昇し,炎症による神経絞扼と栄養血管の圧迫

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