今日の診療
治療

筋クランプ(こむら返り)
muscle cramp(calf cramp)
太田康之
(山形大学教授・内科学第三講座神経学分野(脳神経内科))

頻度 よくみる

治療のポイント

・筋クランプ出現時は,筋肉をゆっくりと進展させ,芍薬甘草湯の頓服を行う.

・頻回に筋クランプが出現する場合は,芍薬甘草湯を処方する.

・芍薬甘草湯の服用が長期になる場合は,エペリゾン,ダントロレン,メキシレチン,ガバペンチン,クロナゼパムの処方を検討する.

・神経筋疾患,糖尿病,肝硬変,腎不全,薬剤が原因になることがあり,頻回の筋クランプの場合は原疾患の診断と治療を検討する.

◆病態と診断

A病態

・筋クランプは,痛みを伴う突然の不随意な筋収縮である.下腿三頭筋の筋クランプをこむら返りとよぶ.

・健常者でも運動,疲労,脱水,寒冷,妊娠が誘因となり,夜間睡眠時に筋クランプ,特にこむら返りが出現することがある.

・神経筋疾患,糖尿病,肝硬変,腎不全,薬剤が原因となり,頻回に筋クランプが起こることがある.

B診断

・筋クランプが起こったときに,運動,疲労,脱水,寒冷,妊娠などの誘因がある

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