今日の診療
治療

認知行動療法
cognitive-behavioral therapy(CBT)
松永寿人
(兵庫医科大学医学部主任教授・精神科神経科学)

A概略

 認知行動療法(CBT)とは,物事のとらえ方(認知)や行動に働きかけて,ストレスや抑うつ,不安症状などの改善を図る心理療法である.特に思考や行動に,より柔軟性をもたせるよう変化させることを目的とするが,その背景には,強いストレス状況,あるいはさまざまな精神的問題において,誤った認知(認知の歪み)が不適応的行動を生み,それが認知的歪みをより強化しながらパターン化し,結果不安や抑うつをより増強していくという悪循環がある.

 このためCBTでは,治療者は患者との話し合いを通じ,患者が示す問題の背景にある思考や行動,身体(生理)反応や感情の分析を進め,個々にふさわしい介入方法を検討する.そして気分や思考・行動パターンあるいは習慣の変化を促し,患者自身の問題への対処能力を強化しながら,対象となる精神症状の改善を図っていく.

 CBTは精神疾患,あるいは不眠などの身体的問題にも適応され,精神疾患につ

残り約2100文字

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン

チケット利用で30分全ページ閲覧

所持チケット:0枚残り利用回数:5/5

チケット00枚を消費して「コンテンツタイトル」を閲覧しますか?

※限定チケットから優先的に消費されます

チケットが不足しています。

チケット利用による閲覧上限を超えています。

いいえ
チケット獲得
閉じる
閉じる

チケットの利用に失敗しました。
お手数ですが、再度お試しください。

閉じる

対象のコンテンツはチケット利用対象外です。

閉じる
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら

トライアル申込ボタンを押すとトライアル申込ページに遷移します

トライアルの申し込みが完了しましたら,ライセンス情報更新ボタンを押してください

検索条件を追加

キーワード
検索対象
カテゴリ
キャンセル