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GL1日本うつ病学会治療ガイドライン Ⅱ.大うつ病性障害 2016
GL2日本うつ病学会治療ガイドライン 高齢者のうつ病治療ガイドライン(2020)
治療のポイント
・心理教育などを通した良好な医師患者(家族)関係の構築が基本である.
・抑うつ気分,興味関心の低下や喜びの喪失を主症状とするが,うつ病以外の精神疾患や身体疾患でも同様の症状は起こるため,鑑別診断が重要である.
・休養と薬物療法が基本だが,精神療法,環境調整なども行われる.
・高齢など発症年齢により,病態や臨床経過,予後に違いがある.
・自殺など重篤な転帰に至る場合がある.
◆病態と診断
A病態
・うつ病のバイオマーカーなどは確立していない.
・うつ病は特定の生物学的要因を背景とした均質な疾患とはされていない.
B診断
・DSM-5-TRなどにより,病態ではなく症状による操作的診断が基本である.
・DSM-5-TRでは,抑うつ気分,興味関心の
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