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治療のポイント
・かつては身体表現性障害ともよばれた,代表的な心身症である.
・患者との治療的信頼関係の構築が重要である.
・身体疾患をできるだけ正確に鑑別する.
・生活状況を聴取し,身体症状を引き起こす可能性のある要因を除去・軽減する.
・疾病教育を行い,さらに悪い状態に陥る可能性が少ないことを保証する.
・合併する抑うつや不安に対して抗うつ薬を中心とした薬物療法を行う.認知行動療法が有効なこともある.
◆病態と診断
A病態
・身体症状への過度のとらわれが中心にある.
・否定的感情を抱きやすいパーソナリティがあり,ストレスフルな生活歴を経験し,身体感覚の過敏さのある人に多い.
B診断
・1つあるいは複数の身体症状があり,それによって苦痛を伴ったり日常生活に支障が生じたりしている.
・身体症状について,あるいは,その身体症状のために今後の健康が脅かされるのではないかということについて,①過度に深刻に考