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GL注意欠如・多動症-ADHD-の診断・治療ガイドライン 第5版(2022)
ニュートピックス
・改正障害者差別解消法により,2024年4月1日から,公的機関だけでなく民間企業における合理的配慮の提供も,努力義務から義務へと変更された.
治療のポイント
・過去に負の経験を積み重ねてきた場合,自尊感情が低下していることが一般的である.そのため,治療を開始する際には,治療者が患者を全人的な観点から理解することが重要である.
・治療では,まず環境調整や心理社会的な治療が最優先される.
・ADHDの薬物療法は,社会生活に支障をきたしている場合にのみ検討される.
◆病態と診断
・発病原因は依然として不明である.
・ADHDの診断は,不注意症状または多動性/衝動性が,長期間にわたって2つ以上の環境で現れ,これらの症状のため社会・学業・職業機能に支障をきたしており,ほかの精神障害で説明できない場合に行われる